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​第5章 お酒のない生活をするために

① お酒のない生活をするために

お酒のない生活をするためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

​自分に合った方法を自分で見つけていく必要がありますが、いくつかのコツがありますので、ぜひ参考にしてみてください。

​① 抗酒剤

抗酒剤は肝臓で作用し、アルコールを分解する酵素をブロックします。そのため、抗酒剤を服用後に飲酒すると、顔面紅潮、悪心、嘔吐などを引き起こします。このことを理解していると飲酒欲求が抑えられるという心理的作用を期待します。

​液状の「シアナマイド」と、粉末の「ノックビン」があります。

​他にも飲酒欲求を抑える薬などもあります。医師とよくご相談ください。

② 精神科通院

アルコール依存症の専門医のところへ通院するようにしましょう。自宅や会社の近くなど、通いやすい場所にあることも重要です。

断酒を維持するためにも、継続した通院が必要です。​

​専門治療機関検索 ・・・ アルコール依存症治療ナビ

③ 自助グループ

自助グループには「断酒会」と「AA(アルコホリクス・アノニマス)があります。どちらもアルコール依存症本人が参加できます。断酒会は家族も参加できます。AAはオープンミーティングのときは家族も参加できますが、アラノンなどの家族のグループもあります。

「言いっぱなし、聞きっぱなし」がルールです。誰にも非難されない安全な場所で自分の体験を語ることで変わっていくことができます。はじめは居心地が悪いかもしれません。違い探しをしないことです。同じところを探すようにしましょう。人の話を聴くことで、自分を知ることができます。自分一人でやめるより、誰かと一緒の方がやめやすいのです。

断酒会 ・・・ 全日本断酒連盟

AA ・・・ AA日本ゼネラルサービス

ご家族のための自助グループ ・・・ アラノン家族グループ 、 家族の回復ステップ12 

飲酒欲求を引き起こしやすいため、避けた方がいいものを指して、HALT(ハルト)と呼んでいます。

Hungry 空腹 ・ Angry 怒り Anxiety  不安 ・ Lonely 孤独 ・ Tired 疲労

空腹を避けるために、いつもかばんにチョコレートを入れておく、疲れを感じたら早めに休む、孤独にならないように自助グループから離れない、などの対策を立てましょう。

怒りと不安については、そもそも感情にフタをしたり、お酒で麻痺させてきた期間が長いため、なかなか自覚しにくいものです。これも自助グループに参加することが助けになってくれます。

お酒そのものを「一次性強化因子」、お酒以外の引き金、きっかけのことを「二次性強化因子」と言います。

お酒を飲みたくなったとき、飲んでしまったとき、どんなきっかけがあったでしょうか?

「習慣で飲んでいた」「水代わりに飲んでいた」

という方も、なにかきっかけになるものや、よく飲んでいた時間帯などがあったと思います。

​しばらくお酒をやめていたことがあるという人は、また飲みだしてしまったきっかけを思い出してみてください。

この二次性強化因子を知ることで、再飲酒を避けることができます。リスクマネジメントをしていきましょう。

場所  行きつけのお店、コンビニ、映画館、ファミレス、カラオケ、スナック、など、よく飲んでいた店やお酒を買っていた店など、お酒に結び付く場所。

時間 飲酒欲求がわきやすくなる時間帯。仕事終わりの帰宅時、夕食時、休前日で次の日に予定がないとき、寝る前、など。

誰と 飲み友達しかいない、ということも少なくありません。また、一人になると飲んでしまうという場合も。初対面の人と会うとき、緊張する相手と会うとき、異性と会うとき、など。

行動 お酒と切り離せない活動、行動。釣りや野球観戦など趣味を行っているとき、テレビを見ているとき、食事時、仕事上の付き合い、料理をしているとき、なにもすることがないとき、など。

身体状況 疲労、空腹、暑いとき、のどが渇いているとき、など

感情 ネガティブな感情(怒り、寂しさ、不安)、ポジティブな感情(喜び、興奮、楽しい、解放感)どちらも引き金になります。

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