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「12のステップ」について

「12のステップ」をご存じでしょうか。

今から85年前の1935年にアメリカ人のアルコール依存症者2人が当事者同士が助け合いながらお酒を飲まずに生きてゆく方法を編み出しました。一般に12のステップと呼ばれるプログラムはAA(アルコホリクス・アノニマス)という自助グループの柱となっています。現在では200万人近くのAAメンバーが世界中でお酒を飲まない人生を歩んでいます。

今日は、そのステップ1をご紹介したいと思います。


ステップ1:私たちはアルコールに対し無力であり、思い通りに生きていけなくなったことを認めた。

これは「私たちはアルコールに対し無力であリ、自分の人生がどうにもならなくなったことを認めた」ということです。AAに流れ着いた人々はまず「俺は無力ではない!」と反発します。まだ仕事もできるし、止めようと思えば何時だって止められるんだから、今日は取りあえず飲む。そのうち仕事はなくしたけどアルバイト見つけたからまだ大丈夫、家族出て行ったけど家はまだある。それぞれの道筋に多少の違いはあっても、ズルズルとゆっくりと破滅へ向かってずり落ちてゆくのが依存症という残酷な病気です。本人も実は頭の片隅で分かっています。とても不安です。だから今夜は取りあえず飲むのです。自分ひとりの力で立ち向かえる代物ではないと気づくのがステップ1だと思います。自助グループに参加して「助けて下さい」と仲間に向かって言えた時に初めて自分の無力を認める事ができるのです。アルコール依存症者の平均寿命は52歳前後と言われています。癌だとか心臓病だとか重大な病気であれば誰でも自分の力だけでは治せないと認めるのに、毎年何万人もの患者が死んでゆくアルコール依存症だけは、なぜか患者が自分の力だけでは治せない事(無力)を認めない不思議な病気なのです。


次回はステップ2をご紹介します。

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