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​第1章 アルコール依存症ってどんな病気?

⑥ アルコール依存症の進行のプロセス

アルコール依存症は「進行性」「致死性」「慢性」の病です。

つまり、治療を受けずに放っておいた場合に、自然に治癒するということはなく、年月とともに進行し、いずれ死に至る、ということです。また、治療を受けたとしても完治する(また上手にお酒が飲めるようになる)ということはなく、生涯、つきあっていく慢性の病です(糖尿病などと同じです)。

​どのようにこの病気は進行していくのでしょうか。

​初期

​耐性の上昇

飲酒を中心に生活を組み立てるようになる
飲酒にとらわれた考え方をするようになる
トラブルにもかかわらず酒をやめない

​中期

人生のさまざまな面が手に負えなくなる

明らかな否認、矮小化、非難
言葉の暴力、身体的暴力、価値観の変化
筋の通らない恨み、混乱した思考のパターン
生活のあらゆる面で重大な局面をむかえる(会社から注意を受ける、身体状況の悪化、家族関係の悪化)

​後期

​生活全般が退廃

​飲酒のことを常に考えている
生活のあらゆる面が壊滅的な事態となる(失業・病気・離婚)
生きる力をなくす、自殺

アルコール依存症に「軽症」「重症」はありません。依存症は、「初期」から「後期(慢性期)」へと進行していくと考えます。「初期」だから症状が軽い、少しくらいなら上手に飲める、ということではありません。

下のグラフのように、初期段階では、お酒で高揚感が得られ、酩酊により嫌なことを忘れたり、いい気分にさせてくれる作用があります。しかし、中期になってくると、耐性が上昇し、お酒を飲んでもこれまでのような効果が得られなくなってきます。後期には、「お酒を飲んでやっと普通の気分でいられる」ということになり、とてもシラフではいられない状態になっていきます。

最初は自分を助けてくれる、いい気分にさせてくれるものであったお酒が、次第に、お酒なしではいられなくなり、お酒に振り回される生活になっていくことがおわかりいただけるかと思います。

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