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​第1章 アルコール依存症ってどんな病気?

​② どうしてアルコール依存症になるの?

同じように飲んでいるはずなのに、どうしてアルコール依存症になる人と、ならない人がいるのでしょうか。

​アルコール依存症は誰でもなりうる病気です。違うのは、「どこでコップの水があふれるか」です。あまり飲めない人は、人生である一定の量を飲み干すまでに時間がかかります。飲める人は、その量に到達するのが早いでしょう。また、飲んだ量だけでなく、他の要因もありそうです。

① 多量飲酒

1 心理的要因    

ストレスがかかったときに、人に話して聞いてもらう(言語化)、趣味に打ち込んだり、楽しいことをする(気分転換)などは上手な対処と言えます。しかし、これがうまくいかないと、頭痛やめまいといった身体症状となってあらわれたり、過食、暴力、過度な飲酒、薬物乱用で対処しようとします。非常に責任感が強く、人に相談する、ということが苦手な人も多いようです。

2 合併精神疾患  

アルコール依存症のうつ病などの合併率は約25%という報告があります。女性のアルコール依存症者には、摂食障害が高率に合併しているとも言われます。発達障害との合併も多く報告されています。自分の抱えている症状を和らげる自己治療の目的でアルコールを摂取している場合もあります。

3 環境要因  

定年退職を迎えて、自由にお酒を飲むお金と時間がある、飲食店に勤めていて、お酒を手に入れやすい、仕事上、飲酒の機会が多い、なども影響します。

単純に、どれだけたくさん飲んだか、ということです。女性は男性の半分の量で依存症になると言われているので注意が必要です。

また、摂取頻度も影響を及ぼします。たまに多量に飲むよりも、少量であっても、毎日のように飲んでいる方が依存症への近道です。

摂取頻度には次の3つが関連しています。

② 遺伝的要因  

依存症の原因の50~60%が遺伝的要因と言われています。

遺伝的要因にはいくつかの遺伝子の組み合わせにより発症します。

1 肝臓のアルコール代謝酵素  

アルコールを分解する酵素の量は生まれつき決まっています。

● 酵素活性型(NN型) お酒に強い 白人・黒人は100%、日本人は約56%

● 酵素不活性型(ND型)ほどほど飲める、顔が赤くなる 日本人の約40%

● 酵素失活型(DD型)下戸、まったく飲めない  日本人の約4%

 

DD型の人がアルコール依存症になることはまずありませんが、ND型では無理して飲んでいるうちに依存症になることがあります。このタイプは飲酒により食道がんになりやすいことが分かっているので注意が必要です。

2 アルコールに対する感受性の亢進 

アルコールに対する感度の高さ(また飲みたい!と強く感じる脳の感受性)が関連しています。

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